神宮球場がどよめいたのは、阪神がヤクルトに8対4で快勝した直後だった。五回まで無得点の重い展開を、六回に大山の適時打と伏見の走者一掃二塁打で一気にこじ開けると、七回にはなみの満塁タイムリーで突き放し、4連勝を飾った。 ただ、この試合では森下翔太に2試合連続の死球が発生。奥川の148キロが左手付近を直撃し、今季19号は両リーグ最多、さらに球団記録更新となった。スタンドからはブーイングが起こり、球場の空気は一瞬にして張り詰めた。 それでも高橋春人は6回1失点の好投で15勝目。藤川監督は試合後、「何も変えない」と語りつつ、休養日に気を緩めるなと選手へ伝えた。優勝マジックは7に減少し、阪神は頂点へ大きく前進した。