韓国出身の投手コ・ウソクは、ミネソタ・ツインズ傘下セントポール・セインツで移籍後初登板を迎えるはずだった。しかし、マウンドに上がる直前の用具検査でグラブ内部からMLBで禁止されている粘着性物質が見つかり、一球も投げることなく退場処分を受けるという異例の事態となった。リーグ規定により出場停止処分が科される見通しとなり、再起を懸けた挑戦は大きく後退した。この騒動は競技面だけでなく、過去に大谷翔平への死球を示唆するかのような発言が再び注目されたことで、国内外の野球ファンから厳しい批判を浴びる結果となった。一方、一部韓国メディアが大谷翔平や山本由伸と比較しながら擁護する報道を行ったことで、さらなる論争へと発展。ランディ・ジョンソン氏、ペドロ・マルティネス氏、CC・サバシア氏らMLBのレジェンドたちは、フェアプレー精神を損なう行為だとして厳しく非難し、「不正を正当化してはならない」と口をそろえた。さらに、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏も「悪い行いには必ず代償が伴う」とコメントし、今回の件を若い選手への教訓として受け止めるべきだと強調した。今回の騒動は、一人の選手の問題にとどまらず、プロ野球選手に求められる品格やスポーツマンシップの重要性を改めて世界へ示す出来事となった。一方で、批判の対象はあくまでコ・ウソク個人の行為であり、他の韓国人選手やアジア出身選手まで同一視すべきではないという冷静な意見も広がっている。