ピーマンの栽培において、初心者でも簡単に収量を増やせる「2本仕立て」の方法を説明します。まず、ピーマンの成長過程を理解しましょう。ピーマンは、最初に伸びる主茎が開花する頃、枝が2本、あるいは3本に分かれます。これが「第一分岐点」です。その後、再び花が咲くと実が付き、更に枝分かれをする「第二分岐点」が現れます。そのため、ピーマンはこのように成長を繰り返します。収量を増やすには、最初の開花時に株のバランスを整えることが重要です。主茎より下側の脇芽はすべて摘み取り、株が十分に大きくなるまで待ちましょう。株が十分に成長していない場合、一番花も摘み取ることが推奨されます。さらに、2本仕立てでは第一分岐点から分かれる2本の枝を主に育て、支柱に誘引します。これにより、日光と風が行き渡りやすく、病気の発生を抑え、実付きも良くなるでしょう。