小玉スイカの栽培において、孫づるの処理と整枝は重要なステップです。雨が続くと作業が進みにくいですが、植物は自然の力で成長します。苗を植えた後、肥料が効いて大きく成長し始めます。前回は親のつるを整えて、3本から4本の子づるを選ぶことを説明しましたが、今回はその子づるから出る孫づるについて解説いたします。親のつるから横に伸びる太い部分が子づるで、さらにその脇から小さい芽が出るのが孫づるです。株元に近い孫づるは取り除くことが推奨されます。これは、葉が混み合うことで病気や害虫の原因になるからです。次に追肥です。小玉スイカは窒素を控えめに、リンを多めに与えることが重要です。窒素が多すぎると、つるばかりが成長して実がつかなくなる可能性があります。適切な肥料選びで、夏の高温からもスイカを守りましょう。