スイカの栽培は、元気な苗を使用するところから始まります。植え付けから10日ほど経過し、つるが順調に伸び始めたら、親のつるの管理が重要です。親つるは一本だけ伸ばし、先端を摘芯することで、子つるが栄養を受けやすくなり、四本仕立てとして成長させます。最初の節目の子つる以外をすべて摘むことが、スイカの豊かな収穫への第一歩です。一株から四つのスイカを収穫するのが、この四本仕立ての栽培法です。メロンの栽培はスイカと似ていますが、少し異なる点があります。メロンの場合は、五枚の大きな葉が出た段階で摘芯し、子つるを二本だけ残す二本仕立てとします。メロンの成長には均等な長さの子つるが必要ですので、伸び方が違う子つるは取り除きます。そして、人工受粉という手法でメロンを結実させ、収穫を可能にします。これらの方法を適切に行うことで、高品質のスイカとメロンを収穫できます。重要なのは植物の通気性を保つことと、適切な温度管理です。高温時には換気を行い、風通しを良くするように心掛けてください。