スイカ栽培における「子づる4本仕立て」と「孫づる摘芯」について、詳細に解説します。この方法は、大玉や小玉スイカを甘く大きく育てるための基本的な整枝技術です。まず、親づるの葉が5〜6枚になったら摘芯します。その後、親づるから子づるが発生し、スイカは主にこの子づるにつきます。そこで、子づるを全て伸ばすのではなく、4本だけ残して他は切り落とします。選ぶ際は、なるべく長さが揃っているものを選びます。栄養が株元に近い節に集中しがちのため、1番と2番目の節からの子づるはカットします。これにより、生育が揃い、管理が容易になるとともに、品質向上が期待できるのです。孫づるは、果実をつける節までの間に全て削ります。これにより、余計な養分を孫づるに取られずに、子づるが十分に成長し、良質なスイカが得られます。