私は、いつも自分の用事があるついでに他人を乗せていたが、そのうち調子に乗って私の知らない人まで勝手に乗せるようになった。少し遠回りになる場所でもお願いされることが増え、我慢できなくなった私は、最終的に「二度と乗せない」と宣言した。するとしばらくして、丁寧なメールで「謝礼も出すので、イベントまで乗せてほしい」と依頼が来た。しかし、信用できない相手に乗せる気はなかったので、「本物のタクシーを呼んでください」と返事をした。その後、当日になっても再度、切羽詰まったメールが届いたが、私は無視して一人でイベントに向かうことに。すると、イベントに遅れてきた相手が私に抗議してきた。私はそのやり取りのメールを見せ、あくまで断っていることを証明。無理を言う相手が嘘をついていたことがバレ、その後その人を見かけることはなくなった。スッキリとした気分だった。