人生は75歳からが本番――。老後の幸せは、決して財産の多さや子どもの肩書きだけで決まるものではありません。75歳から85歳の間を、穏やかで自分らしく生きている人たちには、共通する小さな習慣があります。ある79歳の男性は、わずかな転倒をきっかけに生活が大きく変わりました。骨折後に筋力が低下し、「また転ぶのではないか」という不安から外出も減り、最終的には介護施設へ入ることになったのです。その経験から分かるのは、老後の自由を守る第一歩は、自分の足でトイレへ行ける力を維持することでした。手すりや滑り止めなど、小さな備えが人生を大きく支えます。また、幸せな高齢者ほど「誰かと食事をする時間」を大切にしています。食べる内容だけではなく、会話や笑顔が心と体を元気に保つ力になるのです。