高校時代から親友だった彩香とさよこ。しかし彩香は、さよこの婚約者・健を奪い、勝ち誇ったように結婚報告を送ってきた。「式に呼んであげる、感謝しなさいよ」という上から目線の言葉に、さよこは静かに返事をする。その一言は、彩香の表情を一変させた。さよこは健への未練などなく、すでに新しい幸せを手にしていたのだ。さらに健が以前から浮気を繰り返していた事実や、彩香自身の裏切りも明らかになる。結局、彩香の結婚式には友人の姿はほとんどなく、孤独な披露宴となった。大切な友情も信頼も失った彩香は、半年も経たず健との結婚生活を終えることになる。奪った幸せの先に待っていたのは、想像もしなかった結末だった。