3年前、夫の浮気をきっかけに家庭を追われた私は、実の娘リコからも冷たい言葉を浴びせられ、家を出ることになった。あの日、私を守ってくれると思っていた娘は、父親の味方をして「早く出て行けば」とまで言い放った。その傷は年月が経っても消えることはなかった。そんな私のもとへ、突然リコから連絡が届いた。「ママ、久しぶり。今度の誕生日、3年分まとめて祝ってよ。プレゼントも3つお願いね」。しかし、謝罪もなく当然のように母親扱いする姿に、私は驚きを隠せなかった。「あなたは私を母親だと思っていなかったでしょう。私ももう、あなたを娘だと思えない」そう告げると、リコは慌てて過去のことを謝り始めた。しかし、それは本心からの反省ではなく、自分が困った時だけ母親を求めているように感じた。さらに元夫の直樹まで現れ、「リコの誕生日を祝ってやってほしい」「母親なんだから協力しろ」と頼んできた。だが、浮気をした夫を選び、私を追い出した家族の都合を、今さら押し付けられる理由などなかった。