ある日、中堅企業の新人教育を担当する私が出社すると、驚くべき光景が待っていた。新人20人全員が座り込み、「給料を2倍にしないと働かない」と主張していたのだ。彼らの要求は初任給22万円では生活ができないというものだったが、業界標準であることを説明しても納得せず、抗議は続いた。そうした状況に対し、社長は「強制的に働かせることはできない」と静観する方針を示した。新人たちもここで悩み続け、彼らは一ヶ月間の座り込みを継続。しかし、会社が彼らの要求に応じる気配はまるでなかった。試用期間が終了した後、契約更新を拒否され新人たちは仕事を失った。その後、彼らは日雇いのアルバイトで生計を立てる日々が続く。一方、会社は新たに真面目な新人20人を採用し業務は順調に進んでいる。彼らは先輩社員たちとともに成長し、職場での良好な関係を築いている。この話からは、ビジネスの場で信頼を得るための地道な努力がいかに重要かが改めて理解される。