休憩中、突然同僚から声をかけられた。「ごめん、ちょっと話していい?」「はい、大丈夫ですよ。」「実はさ、昨日の会議で岡野さんの転勤が決まったんだって。」「え?私の転勤?でも私はパートだし…」「そう、でもなんと、あなたにも転勤があるんだよ。」「えっ、私が? しかも海外?!」「そう、モロッコに行ってもらうことになった。」「モロッコ…え、待って、私、モロッコ語なんて話せませんけど…」「ベルベル語って言うんだよ。アラビア語も使うけど、覚えてもらわないと。」「英語もできないのに、どうして…」「まあ、もう決まってるから準備してね。」「えぇ?!無理ですって!絶対行けません!」「でも、急だし、上島くんに頼むよ。」「行けるって言ってたけど…」その即答に、心の中で「三段活用断り」を繰り返してた自分に気づいた。行きたくなさすぎて、まさかの三段活用断りをしてしまった。