キュウリを育てる上での鍵となる子づる芽かきと誘引方法について、慎重な手順が必要です。まず、キュウリの初めての実は収穫せず、成長を促すために子づる芽の剪定を行います。この時、分け目を大きくしないよう注意しましょう。植え付けから2〜3週間は、特に毎朝、株元に水を与えます。これは、地面に根をしっかりと張らせるためです。初期成長では、ビニールハウス内もしくは家庭菜園では、支柱で吊るす作業を控えた方が良いでしょう。2〜3週間後、キュウリの親づるが約50〜60センチまで成長したら、脇芽かきを開始します。親づるから出てくる脇芽を指で摘み取ることで、猪突な成長を防ぎます。この作業を怠ると、キュウリがより高く大きくなり過ぎる事がありますので、早急に対応しましょう。最後に、成長した主づるを支柱に紐で固定することが重要です。真っ直ぐに伸ばすためには、上部に引き上げるタイミングを逃さないように注意しましょう。これらの手順を踏むことで、キュウリは無駄なく栄養を受け取り、病気のリスクを減らしながら丈夫に育つことが期待できます。