ナスの栽培中、葉が急にしおれ、黄色くなった際の対処法についてご紹介します。このような問題が発生する原因の一つに、半身萎凋病や青枯れ病が疑われます。特に、半身萎凋病は、植物の半分が枯れたり、葉がくるくると巻き込む特徴があります。湿度の高い梅雨時期に発生しやすく、気温が24度前後で特に蔓延するため注意が必要です。無農薬での対処法としては、感染株を早めに抜き取り、焼却などで処分することをお勧めします。また、土壌のアルカリ性を高めるために、消石灰や有機石灰を使用することも効果的です。これにより、病原菌の増殖を抑制できます。さらに、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物を前作として育てることで、土壌中の病原菌を減少させるという研究結果もあります。これらの対策を講じることで、夏場の高温にも負けない健康なナスを育てることができるでしょう。