釣り好きの皆さん、車上荒らしの対策はしっかりできていますか?メディアではあまり取り上げられないものの、実は釣り人の車は車上荒らしのターゲットになりやすいという事実があります。釣りに夢中になっている間、車が無防備になっていることが多く、その隙を窃盗犯が狙うのです。「自分の車は大丈夫」という考えこそ、最も危険です。今回は、なぜ釣り人の車が狙われやすいのか、その理由と具体的な対策を詳しく紹介していきます。
なぜ釣り人の車は狙われやすいのか?
警察庁の2019年の犯罪統計によると、年間の車上荒らし被害件数は約54,000件にも上ります。この数は、なんと空き巣被害件数の約2倍にも達します。車上荒らしは決して他人事ではなく、特に釣り人の車はそのターゲットになりやすいのです。では、なぜ釣り人の車が狙われやすいのか、その理由をいくつか挙げてみましょう。
1. 釣り人は車から長時間離れる
釣り場に到着すると、多くの釣り人は長時間車に戻りません。
2. 見えにくい場所が多い
釣り場は自然豊かな場所にあることが多いため、駐車場が釣り場から見えないことも少なくありません。堤防や湖畔、河原などでは、自分の車を確認することができない場所に停めることがよくあります。人目につきにくい場所は、窃盗犯にとって好条件であり、リスクを大幅に高める要因となります。
3. 車上荒らしの音が聞こえにくい
釣り場は自然に囲まれたアウトドア環境です。川のせせらぎ、風の音、鳥のさえずりなど、さまざまな自然音に包まれているため、車の近くで小さな音がしても釣り人は気づきにくくなります。車から離れて釣りに集中している間に、知らないうちに車上荒らしの被害に遭ってしまうことがよくあります。
4. 釣具は現金化しやすい
釣り人にとって、釣具は大切な道具ですが、窃盗犯にとっては現金化しやすい商品です。特に高価な釣り具やハイエンドモデルの釣り竿やリールは、盗んでもシリアルナンバーの刻印がないことが多く、所有者を特定することが難しいため、中古釣具店などで簡単に転売されてしまいます。また、釣具は車の中に積んであるのが外から見てすぐにわかるため、犯人にとっては格好のターゲットになります。
車上荒らしを防ぐための対策
釣り人の車が狙われやすい理由を理解したところで、次に、すぐに実行できる盗難対策をいくつか紹介します。釣りの楽しみを損なわないためにも、しっかりと対策を講じてリスクを最小限に抑えましょう。
1. 人目につきやすい場所に駐車する
まず、車を停める場所の選び方が重要です。できるだけ人目につきやすく、見晴らしの良い場所を選びましょう。周囲に木や建物など、車を隠すような障害物がないオープンな場所に駐車することで、窃盗犯が犯行に及ぶリスクを減らすことができます。また、釣り場に近い場所に停めることができるならば、釣りをしながら車の様子を確認することも可能です。
2. 貴重品を車内に置かない
財布やスマホ、タブレットなどの貴重品を車内に放置するのは絶対に避けましょう。車内に見える形で貴重品が置いてあると、それだけで車上荒らしを誘発する要因となります。貴重品はできるだけ釣り場に持ち込むか、車に置かざるを得ない場合は、しっかりと隠して見えないように工夫しましょう。
3. 車内を整理しておく
車内に物が散乱していると、犯人に「何か価値のあるものがあるかもしれない」と思わせてしまいます。特に釣具やバッグ、工具箱などが見える状態だと、それが貴重品でなくても狙われる可能性があります。釣りの後に疲れていても、車内を整理し、何も見えない状態にしておくことが重要です。
4. 車に防犯装置を設置する
最近では、防犯カメラやアラームシステムなど、車の防犯装置が手軽に手に入ります。駐車中に不審な動きがあればアラームが鳴る仕組みや、車内の様子を録画するドライブレコーダーなどが効果的です。特に長時間車から離れることが多い釣り人には、これらの防犯装置を活用することをおすすめします。
5. 防犯意識を高める
最後に、何よりも重要なのは、防犯意識を持つことです。「自分は大丈夫」と思わず、常に盗難のリスクがあることを認識して行動することが必要です。ちょっとした気配りや対策が、大きな被害を防ぐことにつながります。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9yzYjmXJLtU,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]