東海道新幹線と東北新幹線が直通運転をしない理由について、小学生でも分かりやすく解説いたします。1960年代、東海道新幹線の成功を背景に、全国各地に新幹線を建設する計画が生まれました。その中で、東北新幹線も誕生し、東京駅との接続が期待されていました。当初、東海道新幹線のホーム設計には、東北新幹線の線路との接続が考慮されていました。しかし、その計画は後に消滅しました。その理由として、東北新幹線の建設が地元住民の反対やトラブルで遅延し、東京駅への接続が遅れました。その間に、国鉄は民営化され、東海道新幹線はJR東海、東北新幹線はJR東日本が運営するようになりました。これにより、直通運転に必要な合意が難しくなりました。さらに、運用上の問題もあります。東海道新幹線と東北新幹線は、レールの幅は同じですが、信号システムや電気の種類が異なるため物理的な直通運転が難しいのです。これらの要因により、東海道新幹線と東北新幹線の直通計画は実現しませんでした。