【東海道新幹線】なぜ時速300キロ運転をやらないのか? 小学生でもわかるように解説
2025/07/30
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東海道新幹線がなぜ時速300キロの運転を行わないのか、それにはいくつかの理由があります。まず、最も大きな要因は線路の設計にあります。東海道新幹線は他の新幹線と比べてカーブがきついのです。カーブが急であるため、時速300キロで走行することが難しく、加速してもすぐに減速しなければならない状況になるのです。現在の最高速度285キロというのが、限界に近い速度とされています。その背景には、東海道新幹線の歴史的な経緯も関係しています。1960年代、戦前から計画されていた東海道新幹線は、当時としては驚異的なスピードでの運行を目指していました。しかし、土地の制約や技術的な問題から、当初は最高速度200キロを前提に設計されていました。そのため、カーブの半径は1500メートル以上に設定され、後に新幹線の設計に影響を与えることとなりました。さらに、当時の技術では200キロ以上の速度での運行は考えられなかったため、その後も300キロ運転は夢のまた夢となり、時速300キロでの運転が実現したのは、後に登場した三洋新幹線においてです。つまり、東海道新幹線が300キロ運転を実現しないのは、カーブの設計や当時の技術、さらに土地の制約が影響しているのです。それでも、現在でも最高速度285キロを維持し、安定した運行を続けているのは、新幹線の技術と日本の鉄道の進化を感じさせるものです。

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