日本には数え切れないほどの神社が存在する。実はその数は8万社以上とも言われ、全国のコンビニよりも多いという。中でも神社の数が最も多いのは新潟県、反対に最も少ないのは沖縄県だとされている。神社には興味深い雑学も多い。たとえば鳥居には100種類以上の形があり、最も一般的なのが上部が反り上がった「明神鳥居」。参拝の際に鳴らす大きな鈴は「本坪鈴」と呼ばれ、かつて願いを叶えるために本物の馬を奉納していた風習の名残が、神社に置かれる神馬の由来とも言われている。また御朱印は参拝後にいただくのが礼儀であり、賽銭も神様に投げるのではなく、そっと納めるのが正しい作法だ。そして近年、興味深い研究がある。実は神社でよくお参りする人ほど幸福度が高い傾向にあるというのだ。祈る行為は脳の前頭前野を活性化し、不安を抑え、気持ちを整える効果があるとされている。さらに心理学では「ベース効果」と呼ばれ、大きな存在に守られているという感覚が自己肯定感を高めるという。研究では参拝習慣のある人は幸福度が高いだけでなく、孤独感や心血管疾患のリスクも低いと報告されている。何気ない参拝が、心と体に静かな変化をもたらしているのかもしれない。