その日、通勤ラッシュの駅で女子高生に痴漢扱いされた俺。右手がポケットに入っていたのが理由らしいが——俺の右手は義手だ。幼い頃の事故で失った右手の代わりに、今では精巧な義手を使っている。だが事情を説明しても、彼女は嘲笑しながらこう言い放った。「悔しかったら右手持って来いよw」翌日、俺は静かに一つの包みを持って駅へ向かった。その中には、事故当時に切断され保管されていた“本物の右手の一部”が入っていた。包みを開けた瞬間、周囲は沈黙。彼女の顔から血の気が引き、駅員は即座に警察へ連絡。調査の結果、俺の無実と彼女の虚偽が明らかに。「証拠」とは、時にあまりにも静かで、そして決定的である。