日本で唯一、淡水湖に浮かぶ島をご存じでしょうか?それは滋賀県の琵琶湖に存在する沖島です。琵琶湖は日本最大の淡水湖として知られ、その中に位置する沖島は、国内で唯一となる淡水湖の島です。もちろん、湖に浮かぶ島は他にもありますが、中海の江島や浜名湖の弁天島のように、それらの湖は海につながっています。一方で、琵琶湖は純粋な淡水湖であり、その中にある沖島こそが特別な存在なのです。沖島の面積は約1.5平方キロメートルで、人口は約250人。島の南西部に集落が形成され、住民の多くは漁業に従事しています。周辺の水域は豊かな漁場として知られ、特に「ふなずし」は琵琶湖周辺の郷土料理として広く親しまれています。移動手段は船のみで、堀口港から約10分で到着。島内には車はなく、人々は徒歩や自転車、三輪自転車を利用して生活しています。独特の歴史と生活文化を持つ沖島は、琵琶湖に浮かぶ静かで魅力的な島です。