私たちの人生において、どんな人と関わるかは非常に重要です。仏教では「縁」という言葉が使われており、人との関わりが私たちの幸せにも不幸にも繋がることを教えています。今回は、どんな人が関わってはいけない人なのか、その見抜き方を仏教の視点から探ります。まず、人を見抜くポイントとして、重要なのは「逆境の時」の行動です。順境、すなわち物事がうまくいっている時に人はいい面を見せますが、逆境、つまり自分が困難に直面した時にその人の本性が現れます。お金がなくなった時、失敗した時にどんな態度を取るか。逆境におけるその人の行動や言葉が、その人が関わるべきかどうかを決める重要な要素になります。また、仏教の教えには「体感」という考え方もあります。自分の人生に起きた結果をしっかりと見つめ、なぜそうなったのかを理解することが大切だとされています。逆境の中で苦しみから逃げず、自分の行動や言動を反省できるかどうかが、その人の本質を見抜く鍵となります。最後に、逆境での人の行動を見抜く力を身につけることが、他者との関わり方を変え、幸せな人生を送るために不可欠だと言えるでしょう。