交通事故によって車椅子生活となった康介は、病院で母親から衝撃的な言葉を浴びせられる。事故の原因を誤解した母は妻を責め続け、さらに「もう面倒を見られない」と絶縁まで宣言した。康介は怒りを抑えながらも、母の決断を受け入れ、実家に残していた私物を回収する。しかし、その後母が捨てた段ボールの中身の正体を知り、状況は一変する。そこに入っていたのは、亡き父が残した価値あるコレクションカードの数々だった。現在では高額取引される希少品で、総額は数百万円、場合によっては一千万円を超える可能性もあった。財産を失ったことに気づいた母は必死に態度を変えるが、康介は「歩けなくなっても仕事も人生も失っていない」と告げる。造形師として働き続ける彼には、支えてくれる妻がいたのだ。自分の都合だけで息子を切り捨てた母と、困難の中でも前を向く康介。その立場が完全に逆転する結末となった。