妹の美咲は、工事中から何度も家を見に行き、「完成したらすぐ住みたい」とまで言っていた。しかし、綾香は妹の異常なほどの執着に違和感を覚えていた。ある日、夫・耕平のスーツから女性物のピアスが見つかる。最初は偶然だと思おうとした綾香だったが、真実は想像を超えるものだった。なんと、そのピアスの持ち主は妹・美咲。しかも美咲は、綾香の夫を奪うために、家が完成するまで秘密にしていたのだ。「新しい家が欲しかったから。我慢していたの」悪びれもせず語る妹に、綾香は深く傷ついた。しかし、ただ泣き寝入りするつもりはなかった。「分かった。なら、離婚届と一緒に請求書も送るわ」綾香が送った請求書の金額は、なんと5500万円。新築一軒家のローンと慰謝料だった。美咲は「そんな大金払えない」と慌てるが、綾香は冷静に告げる。「あなたたちは人を不幸にして作った関係。その責任から逃げることはできない」これまで妹に見下され続けてきた綾香。しかし、努力を重ね、仕事でも成功し、自分の力で幸せを築いてきた。一方、目先の欲に負けた美咲と耕平は、すべてを失うことになる。