『舌がん』が近年増加しており、特に若年層でその傾向が顕著です。1997年に40歳未満の患者割合は約8%だったのに対し、2016年には約15.8%に倍増しました。この要因の1つとして「顎の小ささ」が挙げられます。現代人は柔らかい食事が中心となり、咀嚼回数が減少。これにより顎の骨が十分に発達せず、歯並びが狭くなることで舌と歯が慢性的に接触する“機械的刺激”が発生します。これが舌表面を傷つけ、がんのリスクを高めると考えられています。舌がんの早期発見にはセルフチェックが重要です。舌の側面や裏側に白や赤の斑点がないかを鏡で確認し、触った際にしこりやざらつきがないかチェックしましょう。また、痛みや2週間以上治らない口内炎がある場合は早めに専門医を受診してください。定期的に歯科医で検診を受けることも重要です。舌がんは早期に発見すれば5年生存率が90%と高いため、日々のセルフケアと予防を心がけましょう。