結婚からわずか2年、夫が26歳で癌を発見された。嫁は昼夜を問わず働き詰めだったが、夫の病状は急速に悪化し、ついに半年後に彼は帰らぬ人となった。夫の親は彼を見舞うこともなく、彼の母親は宗教に傾倒し遺体を引き取った。嫁は告別式にさえ参加を許されなかった。病院を去る際、看護師は彼女にひとつの封書を渡した。それは、亡き夫からの手紙だった。「ありがとう、君のために働いてくれたこと。僕が得られなかった愛情を未来の夫から受けて欲しい。君はまだ若い、自由になって幸せになってほしい。」この手紙を抱え、嫁は号泣し倒れ込んだ。その後、彼女は新しい生活を海外で始めることを決意し、数年後に帰国した。新たな希望を胸に、彼女は二度目の結婚を迎えた。未来の夫が彼女に、彼女が愛した夫の分までの幸せを感じさせてくれることを期待して。