建築職人として働く哲は、ある日から自宅の庭を勝手に幼稚園バスの送迎場所として使われるようになっていた。園長の松田は「子どもたちの安全のため」と繰り返し主張するが、許可を得ることなく芝生の庭へバスを乗り入れ、何度注意してもやめようとはしなかった。「庭の芝も傷むし、もう入ってこないでください」そう伝えても、松田は「分かりました」と言うだけで、翌日にはまたバスを侵入させる始末だった。ついに我慢の限界を迎えた哲は、自分の敷地を守るため、庭の入り口を毎日少しずつ狭くすることにした。わずか10センチずつ変化する出入口に、松田は最初気づかなかった。そして数日後、いつものようにバスを入れようとした瞬間、車体が壁に接触。松田は哲へ抗議するが、哲は冷静に言い放つ。「あなたが何度も勝手に入ってきた結果ですよ」さらに調査によって、松田が「許可をもらっている」と保護者へ嘘をついていたことが発覚する。教育者でありながら、人の土地を無断使用していた事実に、保護者や職員たちは大きなショックを受けた。