新婚旅行は、高級旅館への期待感でいっぱいだった。しかし、途中で公園にいた老婆を助けると、彼女から嘔吐され服が汚れてしまった。旅館に到着すると、女将が無表情で「こちらにどうぞw」と言い放ち、勝手に古びた別館に案内された。翌日、女将は平謝りし始め、「昨日、本館は満室で申し訳ありません…」と頭を下げた。実は、その助けた老婆は地元の有力者の妻で、職員のミスで施設から出てしまったらしい。このことで旅館側は大混乱し、女将は感謝とお詫びの意を示すために本館の最高級の部屋を提供しようとした。しかし、別館の館長である小池さんのもてなしを受け、私たちは大いに満足していたため、女将の提案を断った。小池さんの誠心誠意の応対に感激し、別館での滞在は非常に思い出深いものとなった。それ以来、毎年の記念日には家族でこの旅館を訪れ、心暖まる別館で過ごしている。