日本考古学史上最大の謎「土偶」の正体とは何か。多くの研究者がその起源や目的を究明しようと試みています。土偶が登場したのは、縄文時代の約1万3000年前とされています。当時の日本列島では土偶が広く作られ、形は主に女性の姿に似ているとされます。でも、それが本当に女性を模したものなのか、それとも違う意図で作られたのかは、いまだに謎です。ある説によれば、土偶は作物の豊作を願うための儀式用具とする説もあります。別の説では、土偶がわざと壊されていることから、何らかの破壊儀式に用いられた可能性があるとも言われています。また、人類学者の一部は、その形状が妊娠した女性を模していると考え、母性崇拝の象徴である可能性を示唆しているのです。