息子の嫁・沙織は結婚直後、義両親に対して「他人の面倒は一切見ません」とはっきり宣言した。同居も介護も、家族行事への参加も一切するつもりはない。「今後関わるつもりはありません。私のことはいないものと思ってください」とまで言い切ったのだ。義母は驚きながらも、その意思を尊重した。無理に距離を縮めようとはせず、沙織の望み通り、連絡や付き合いを控えることにした。しかし数年後、沙織が子どもを出産すると状況は一変する。「孫が生まれたのに、お祝いもないなんて非常識です」と連絡してきたのだ。以前、家族との関係を拒んだことを忘れたかのような態度に、義母は静かに答えた。