俺の名前は吉井俊太。大学を卒業した後、マーケティング会社に勤めながら夢だった起業を目指して副業を始めた。オンライン家庭教師事業を思いつき、後輩の西田と協力して事業を開始。彼の積極性と私の堅実さで1年半ほどで法人化にまで成功。高橋萌香という事務の女性とも職場恋愛を始め、順風満帆な日々が続いていた。ところが西田は「もっと新しい事業に挑戦したい」と言い始め、社員や萌香までも引き抜き、独立してしまう。さらに萌香は関係を切ると同時に西田のもとへ。そして西田は「知識を盗めてよかった」と嘲笑。失意の中で1人残された私は、彼の引き抜いた社員が問題児ばかりであることを知る。彼らの追放を一任できたことで、事業と人間関係を一新できたのだ。1年後。新しい道を歩んでいた私の元に、借金漬けで没落した西田が現れた。「過去を水に流して助けてください!」と懇願されるも即拒否。彼のSNSで零落ぶりを目撃し、自分の選んだ堅実な道が間違いではなかったと確信した。彼らを反面教師にし、私は誠実な経営を続けていくと心に誓ったのだった。