39度の猛暑日。照りつける太陽の下、玄関前にぐったりと座り込む小さな女の子を見つけた姉は、迷わず救急車を呼んだ。まさか、その少女が弟・アキラの元妻、夏代に関わる重大な真実を運んでくるとは、その時は誰も知らなかった。アキラは五年前に浮気が原因で夏代と離婚していた。そんな彼のもとへ突然、「あなたの娘を産んで育てている」と復縁を迫る連絡が届く。しかし、子どもの誕生日を確認すると計算が合わない。アキラには海外赴任中という明確な証拠があり、自分の子ではないと確信していた。一方、夏代は娘を玄関先に置き去りにしたまま旅行へ行き、「あなたたちの子だから面倒を見て」と姉に責任を押し付けようとしていた。しかし姉は冷静に過去の年月を計算し、娘の父親がアキラではないことを突きつける。さらに調査の結果、本当の父親は夏代が浮気していた相手だったことが判明。彼女の身勝手な行動は家族にも知られ、最後には慰謝料と養育費を背負うことになった。猛暑の中で救われた小さな命が、隠されていた真実をすべて暴き出すきっかけとなったのだった。