二十年間も取引を続けてきた油屋が、突然「月200万円の購入量で偉ぶるな!値段を3倍にしなければ特許油は卸さない」と強気な姿勢に出たことから、この長年の関係に亀裂が生じた。和食店「鉄な屋」の店主である田中はこれに驚愕。この提案に応じることは利益を圧迫するだけでなく、これまで築き上げてきた店の経営理念にも反すると判断し、「それでは、取引を終了しましょう」と冷静に答えた。この決断により、「鉄な屋」は迅速に他の仕入先と交渉し、条件の良い油を確保。新たな油の使用により、天ぷらの食感がさらに向上し、「軽くてヘルシー」と評判を集め、繁盛店となった。一方、油屋は取引終了後、「鉄な屋」がなくなった影響で売上が急減。無理な値上げの判断が顧客の信頼を失う結果となり、数ヶ月後には廃業の危機に追い込まれた。自業自得という言葉がこれほど似合うケースはないだろう。