私は五十七歳のよ子、シングルマザーとして息子・和毅を育て上げた。夫が亡くなり、一人で和毅を育てるのは大変だったが、仕事をしながら何とかやりくりしてきた。しかし、和毅が結婚し、マリアという女性と一緒に暮らし始めた頃から、少しずつ違和感を覚え始めた。マリアは家に遊びに来ても「お邪魔します」と言ったことがなかった。その一言が言えない彼女に、私は心の中で警戒感を抱くようになった。そんな中、孫・律が七歳になったある日、私は帰宅すると玄関前に律が座り込んでいるのを見つけた。驚いて近づくと、律の顔は泣き腫らしており、白くまだらな部分が目立った。私は焦りながら、律を家に招き入れ、彼が話し始めるのを待った。