家族を献身的に支え、介護に向き合ってきた俳優たちの姿は、多くの人の胸を打つ。 一人目は佐藤浩市。母が脳梗塞で倒れ、認知症を発症すると、自宅で共に暮らす道を選んだ。妻と力を合わせ、入浴や食事の世話を続け、施設へ移るその時まで、親子の時間を丁寧に積み重ねた。二人目は仲村トオル。妻・鷲尾いさ子が原因不明の難病を患い、外出も難しかった時期、家事や娘の送り迎え、学校行事への付き添いまで一手に担った。彼は「家族との時間こそが生きがい」と語る、静かな強さを持つ父親だ。そして三人目は布施博。同居していた実母と妻の父がともに認知症となり、まさにダブル介護の状態へ。迷子対応や通院の付き添いを続けながら、最後まで二人を支え抜いた。彼はその日々を「恩返しであり、成長の時間だった」と振り返っている。