BSのスタジオが、一瞬にして水を打ったように静まり返った。コメンテーター・田崎史郎の顔から血の気が引き、固まるようにうつむく。その異様な沈黙を破ったのは、落語家・立川志らくの低く響く声だった。「総理がまだ、何も言っていないのに、怒ったってしょうがないじゃないか」この一言が、長年「永田町の常識」と称される密室の根回し政治と、それを代弁してきたオールドメディアの心臓を貫いた。高市早苗総理が「解散」の二文字を示唆し、総務省が準備通知を出したことに対し、田崎氏らは「手続きがおかしい」「根回しがない」と激しく批判。スタジオは「解散反対」の大合唱となっていた。しかし志らく師匠は、その“常識”を鮮やかに逆転させた。「評判が悪かろうが、根回しなかろうが、決めるのは投票する国民だ」正論という名の一撃に、スタジオの空気は凍りついた。田崎氏は顔色を曇らせ、司会の恵俊秋氏は引きつった笑みを浮かべるしかなかった。彼らが最も恐れる「タブー」— 国民が主権者であるという当たり前の現実 — を突きつけられた瞬間である。