猫のしっぽは、彼らの心の声を映し出す鏡のようなものです。しっぽが激しく振られている時、猫は苛立ちやストレスを感じています。そんな時に近づき過ぎると、引っかかれてしまうかもしれません。一方、何かを見つめながらしっぽをゆっくりと揺らしている時は、対象への好奇心が芽生えています。その好奇心と不安の狭間で心が揺れ動いているのです。しっぽを体に巻きつけている時は、軽快のサインである場合があります。寒い日には、まるで王冠の代わりにしっぽを巻きつける猫もいます。しっぽの先がプルプルと震えている時は、何か良いものを見つけた時や、飼い主さんに呼ばれた時に使われることも。しっぽが優雅な形を作って近づいてきたら、それは遊びたい気持ちの表れです。しかし、猫の姿勢が低くなり唸ったりしている時は、警戒のサインなので注意が必要です。