2025年5月、陛下は全国植樹祭にご出席されました。当初、雅子さまも同行される予定でしたが、連日の公務により体調を崩し参加を取りやめられました。式典後、陛下は大会ポスターに選ばれた児童と懇談されました。その中である男の子に「学校はどうですか」と尋ねたところ、児童は率直に「担任の先生が怖い」と答えました。隣には担任の先生と思われる大人が付き添っており、普通なら気まずさが漂う瞬間でした。しかし陛下はにこやかに児童の言葉を否定せず、受け止めました。この対応により、児童は心の内を率直に受け入れてもらったことを感じ、ありのままでいいんだと気づくことができました。陛下のこの教育的姿勢は、子供たちの心に優しく寄り添うものでした。