天皇陛下は元旦の早朝5時半、まだ暗闇が支配する氷点近くの極寒の野外で、皇室の伝統的な儀式に臨まれます。多くの国民が温かい布団で眠っているこの時間、陛下のみが着用できる五つの儀礼装束を身に纏い、畳の上で深い祈りを捧げる姿は、古代からの皇室の祈りの深みを感じさせるものです。この「四高杯」の儀式では、陛下は国民の幸福を願い、二十五回も頭を深く下げることで、その祈りの決意を示します。この冬の厳しい環境の中、昭和天皇も戦時中の空襲の合間を縫い、祈りを欠かさず続けられました。この祈りは千年以上続く伝統であり、国民を思うその献身に、多くの人々が感動し涙を流すことも珍しくありません。天皇陛下の祈りは、私たちの知られざる皇室の一面を垣間見るものとして、多くの心を打ちます。