「高卒はクビw」唯一の技術者を解雇した社長夫人。翌朝、全取引先120社との契約が停止した…
2026/09/01
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社長の療養中、会社運営に関わるようになった加奈子は「これからは高学歴の人材で固める」と宣言し、最初に目を付けたのが美咲だった。工業高校卒ながら、彼女は10年間たった一人で精密機器の保守と技術サポートを担当し、120社の取引先から絶大な信頼を得ていた。しかし加奈子は「高卒にできる仕事は誰でもできる」と言い放ち、美咲を解雇。後任には入社半年の田中を据えた。翌朝、会社には取引先から電話が殺到した。「西村さんがいないなら、装置の対応はどうするのか」。長年、美咲だけが把握していた技術知識は、簡単な引き継ぎでは埋められなかった。混乱の中、加奈子は美咲に助けを求める。しかし美咲は静かに断った。さらに業界の信頼を知る元技術者・権蔵のもとには、取引先120社から契約継続を見直す通知が届く。年間保守契約額は2億3000万円。会社売上の6割を占める大切な基盤だった。失策を知った社長は激怒し、加奈子を経営から外した。一方、美咲には別会社から声がかかり、新しい名刺には「技術部主任」と記されていた。 

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