仲の良すぎるご夫婦の姿に周囲は息をのんだ…！香淳皇后と昭和天皇、その絆の物語が宮内庁によって公開されました。全三千八百二十二ページにも及ぶ詳細な記録は、二人の結婚から出産、戦中の苦難までを丹念に刻み込んでいます。激動の昭和という時代、二人は常に手を取り合って歩んでいました。二十歳で皇室に迎えられた香淳皇后は、すぐにその献身的な愛を示しました。昭和天皇が美炎手術を受けたとき、皇后は静かな病室でバイオリン演奏などを通じて天皇を支えます。その優しさと愛が、部屋いっぱいに満ちていました。年月が過ぎ、昭和六十一年に昭和天皇が還暦を迎えたとき、記者からのお祝いの質問に香淳皇后が微笑みつつ「秘密」と答え、二人で顔を見合わせて笑う姿が忘れられません。そして、那須での静養時には、天皇が皇后を連れ出し植物調査に出かけることも度々ありました。このように、昭和天皇と香淳皇后の歩んだ日々は、深い愛と絆に満ちたものでした。