春子は、自分の夫・渡との平凡な生活を続ける中、突然の電話で驚かされる。電話の主は、渡の愛人・美咲だった。彼女は妊娠したから渡と別れてほしいと告げてきた。「わかった。夫の荷物送るね」と春子は冷静に応じた。その裏には、渡が不妊であるという秘密を抱えていた。夜、渡は不倫と愛人の妊娠をあっさり認めたが、春子はそれに動じず、家の鍵も変えてあると彼に告げた。後日、不倫の事実が会社で広まったことで渡と美咲は退職に追い込まれ、渡は慰謝料を払うためにバイト生活を送ることに。半年後、痩せこけて戻ってきた渡の姿に春子は驚くが、彼を許す気はない。新たな仕事と生活を楽しむ春子は、渡との縁をしっかりと断ち切り、独身生活を満喫している。人生の教訓を胸に、二人はそれぞれの道を歩み続ける。