俺の名前は吉川だ。雪国生まれで、大学卒業後は親父の会社で働いている。この辺は昔ながらのご近所付き合いがある街で、都会からくる人には少し驚く文化かもしれない。ある日、丸山さん一家が向こうの家に引っ越してきたんだ。でも、挨拶もないまま、距離を置いている感じだった。お互い違う生活スタイルで、どっちも悪くないけど、お互い理解が必要だよね。そんなある雪の日、重機でご近所の雪かきをしてたら丸山さんがやってきた。「除雪がきちんとされていない。ちゃんとやれ!」と文句を言い始めたのを見て、近所の人たちも困惑。でも親父が帰ってきて、「この雪かきはご近所同士の力だから、入らないなら自分でやるしかないね」と、なんとか丸山さんを説得した。田舎暮らしのいいところは、困った時に助け合えることだと思うんだけどね。