義母のトメさんが毎日のように私に向かって「あんたの所作は本当にガサツね!」と文句を言ってくる。どれだけ注意してもトメさんは満足せず、私の日常はどんどんストレスフルになっていった。そんなある日、私はある作戦を思いついた。「よーし、これでいくぜ」と密かに決意。そして食事の席で、トメさんがいつものように小言を言い始めたその時、私はにっこり笑って言いました。「まぁトメさん、本当にガサツだわー」とわざと周りに聞こえるように。居合わせた他の家族もその言葉に注目し、大トメまでもが「あらまぁ、そうねぇ」と頷くではないか。トメさんは急にしどろもどろになり、その場の空気も一変。珍しく居心地悪そうな義母の姿を見て、私は心の中で「やった!」とガッツポーズ。たまにはこんな風にスカッといくことも必要だわ、とほくそ笑んだのだった。