今日もどこかでバイクが盗まれている。知り合いのレムも被害者の一人だ。家で寝ている間に、大切に使っていた原付きがすっかり無くなっていたのだ。ロックもしっかりしていたのに、あまりにも突然で許せない事件だった。その中、バイク盗險が減るどころか増えているという情報が届く。しかも盗險の大半が、正式に買うと高額なモデルだけではなく、使い古した原付きでも状況は変わらないのだ。この一体何が起こっているのか。調べてみると、盗險事件の件数は毎年一万件以上。最悪な年は20万件を超えていた時期もあった。そして今も絶えることはない。盗まれたバイクはそのまま海外に送られることが多く、造病バイクやパーツとして販売される系統が存在しているのだ。警察も努力しているが、プロの盗險団が作戦を繰り出し、高度化した盗險の手口を騒ぎがらせることは難しい。それだけに原付きを始め、大切なバイクを自衛するためにも盗險対策に努しむことが止められる。