1979年、欧州で発表されたZ400FXは、その独自のデザインと性能で一世を風靡しました。これが、日本の中型免許制度に合わせてリリースされたことにより多くのファンを獲得し、現在でも高い人気を誇っています。その人気は漫画にも登場するほどで、中古市場では400万円を超える価格がつく事態に。時は流れ、令和の時代に新たに注目されているのがZ400RSです。21年、Kawasakiが新モデルとして満を持して登場させたこのバイクは、昭和のZ400FXの血統を受け継ぎつつ、現代の技術で蘇っています。Z400RSは、最新の電子制御機能やABSを搭載し、安全性と信頼性を兼ね備え、これからのバイクファンを魅了するモデルになりつつあります。ドレミコレクションによる外装キットの販売も予定され、Z400FXへのオマージュとして多くのファンが注目しています。昭和の伝説的モデルZ400FXと、その魂を継ぐ令和のZ400RS。このふたつのモデルの対比は、川崎のバイク史に新たなページを加えるでしょう。