二十歳のベネズエラ人女性マリアは、家族を救うため、顔も知らない日本人男性との国際結婚を決意しました。手元にあったのは一枚の写真だけ。そこに写っていたのは、農業を営む40代の日本人男性でした。母国では経済危機が続き、父の治療費や弟妹の生活を支えるため、彼女には選択肢がありませんでした。不安と恐怖を抱えながら、20時間の飛行を経て日本へ向かったのです。空港で初めて会った夫は、写真よりも無口で大柄な男性でした。彼は優しく荷物を持ち、車の後部座席には彼女のための水まで用意していました。しかし、彼が連れて行った場所は都会ではなく、山奥の小さな村でした。結婚初夜、マリアは震えながら部屋で待っていました。見知らぬ男性との生活に恐怖を感じていたからです。すると夜遅く、夫の足音が部屋の前で止まりました。彼女は息を止めました。しかし、ドアは開きませんでした。夫はしばらく立ち尽くした後、静かに去っていったのです。その瞬間、マリアは衝撃を受けました。自分が想像していた結婚初夜とは全く違い、夫は彼女の気持ちを尊重してくれたのです。