家族旅行の帰り道、私は息子夫婦と孫たちに高速道路のサービスエリアへ置き去りにされた。最初は何かの手違いだと思い、何度も電話をかけ続けた。しかし、返ってきたのは冷たい沈黙だけだった。ようやく連絡がついた息子は、「自分で何とかして帰ってきて」と言い放ち、私の心は深く傷ついた。私は長年、息子一家を支えるために生活費を援助し、彼らが住む家の購入資金まで負担してきた。その家は名義こそ私のままでありながら、家族だからという理由で自由に住まわせていたのである。ところが彼らは、その恩を当然のものと考え、私を邪魔者のように扱うようになっていた。高速道路で見捨てられたあの日、私はようやく現実を受け入れた。これ以上、無条件で尽くし続ける必要はないと決意し、すぐに弁護士へ相談した。そして所有者として正式な手続きを進め、家を売却する契約を締結したのである。