天皇陛下が荷物を持たせない理由、それは深い思いが込められているんです。登山が大好きな陛下は、決して他人に荷物を持たせることはありません。その理由は、かつて皇太子だった頃、山岳写真家の白畑史郎さんから「カメラも三脚も、自分で担ぐことが大切だ」とアドバイスを受けたからです。その言葉を心に刻んだ陛下は、何度も自ら重い荷物を担いで山に登り、時には20キロ以上の荷物を背負っていたこともあるそうです。また、ある時白畑さんが「山小屋にためらわず入ってください」と言った際、警察や職員が驚く中、自然に山小屋に入っていかれたとか。その時、国民と触れ合うことを大変喜ばれたそうです。そして、陛下が雅子さまとご結婚された後、山ファッションが一段とおしゃれになったという話も。どんな場面でも、陛下の謙虚さと自然体の姿勢が伝わってきますね。