職場ではしっかりと頑張るのに、家に帰るとだらしなくなってしまう人々に潜む心理とは、一体どのようなものなのでしょうか。その理由は単に怠けているからではありません。心理学によると、これらの人々は「役割分割型パーソナリティ」と呼ばれる傾向を持つと言われています。このタイプの人は、職場と家庭という異なる環境を明確に切り分け、社会的役割を全うするために膨大なエネルギーを消費します。その結果、家では無意識に心のバランスを取るためにリラックスモードに切り替えているのです。この現象は脳科学的にも説明されます。脳の前頭前野は社会的役割を演じる際に特に活発になり、かなりのエネルギーを消費します。そのため、家ではその反動で気を張らずに過ごしたくなるのです。そして、職場での責任感や周囲への配慮が強いほど、家庭ではその緊張を解放してもよいという心理が働く場合があります。