道端を歩いていた男性の目に止まったのは、一匹の犬だった。その口には針金がしっかりと巻き付けられ、食事も水も口にすることができない状態だった。彼が犬に手を差し伸べると、犬は怯え切って素早く逃げていく。「もう人間なんか信じない」と言わんばかりの様子だった。男性は数人と協力して追いかけ、ようやく犬を捕獲することができた。そばにいた女性が犬の頭をそっと撫でて、少しでも安心させようとする。その後、すぐに動物病院へと連れて行かれた。長い間食い込んでいた針金を外すのは簡単ではなかった。犬は耐えきれず痛みに悲鳴を上げたが、「大丈夫、すぐに自由になれるよ」と声をかけ続けた。数時間かけ、ついに針金は外され、犬はゆっくりと口を開くことができた。やっと安堵の表情を見せ、次第に傷跡も薄くなっていった。最終的には、彼を救った女性の家で迎えられることになった。犬は新しい生活を安心して始めることができた。